詰め襟の『第2ボタン』は昭和の風習!?

先日、娘が中学を卒業しました。娘の通う中学には「不良」と呼ばれるこども達が何人かいます。卒業生が♪パラリラ、パラリラ~とバイクの音を響かせてやって来るので、毎年必ずパトカーがやって来ます。今年ももちろん例外ではなく…

ただ、式は滞りなく進行し、無事に閉式を迎えました。その後、先生から「今から30分間だけ友だちや先生方と別れを惜しむ時間を設けます。30分たったら、全員必ず帰宅するように」とのお達しが。娘を含め、こども達はスマホで写真を撮ったり、卒業アルバムに寄せ書きをしたり、思い思いに別れを惜しんでいました。

すると、その様子を遠くから眺めていた主人が「あれ、詰め襟の第2ボタンが無くなってる男子が1人もいないなぁ」とつぶやきました。その声に私も改めて周囲を見回しましたが、男女で仲良く記念撮影をしている姿はあっても、第2ボタンをやり取りする姿はどこにもありません。「こんな大勢の目の前ではボタンをもらったりしないんじゃないの?」と答えて、まだ時間の掛かりそうな娘をおいて先に2人で帰宅しました。

さて、真っ赤に泣きはらした顔で帰宅した娘に、主人がさっそく聞きました。

「好きな男子の第2ボタン、もらって来たか?」

「はあっ?なにそれ!」と、娘は感動も吹き飛んだという顔で答えました。

「昭和の時代にそういう風習があったっていうのは知ってる。でもね、今時の中学生はそんなことしません!」

「えぇっ!そうなのか?じゃぁ、何を記念にもらうんだ?」

「何ももらわないよ!スマホで写真撮れば、十分じゃん」

あぁ、そうなのね。昭和は遠くなりにけり。